あなたには友達が何人いますか?
「大人になって友達が減った」という話は、30歳を超えるとよく聞かれます。
私たちは幼いころから「友達は多い方がよい」と聞かされて育ってきました。
特に独身だと、友達が減ったことを寂しく感じがち。
では「大人になって友達付き合いが減ったこと」は悪いことなのでしょうか。
- 大人になって友達が減り寂しい方。
- 大人の友達関係に悩んでいる方。
- 独身で友達が少ないことを気にしている方。
大人の友達関係の変化について、一緒に考えていきましょう。
大人になると友達が減るのはどうして?
学生時代は友達がたくさんいた人でも、大人になるとどうして友達が減ってしまうのでしょうか。
特に独身の大人女性に考えられる理由は3つあります。
環境の変化
「おばあちゃんになったら、一緒に温泉旅行に行こうね」
私には高校時代、そんな約束をしていたの親友がいました。
毎日同じ時間の電車で帰って、家の最寄り駅でコンビニで買ったお菓子を食べながら、
いつまでもお喋りをしていました。
ところが、今は連絡先も分からず、まったく疎遠になってしまいました。
あなたにも、昔は仲良しだったのに、疎遠になってしまった友達はいませんか?
大人になると、友達との付き合い方に変化が現れます。
私は高校時代の親友と、社会人になってから話が合わなくなりました。
高校時代は共通の友人の話や、部活の話、授業の話、お互いが好きなバンドの話でいつまでもお喋りできました。
ところが、社会人になって、共通点がほとんどなくなりました。
私は地元を離れて県外で福祉の仕事をしていて、彼女は地元で一般企業で働いていました。
昔2人が好きだったバンドの音楽も聞かなくなり、好きな音楽の好みも合わなくなっていました。
環境の変化は友達関係に大きな影響を及ぼすのです。
出会いがない
社会人になると、家と職場の往復だけになりがち。
職場で友達ができれば、「同じ職場」という共通の話題があるので、仲良く過ごせるかもしれません。
しかし、職場は仕事をするところであり、学校にいた時のように、ずっと楽しく雑談しているわけにもいきません。
また、仕事とプライベートを完全に分けたい人もいるので、友達になれる人は限られているでしょう。
職場以外で人と出会おうとすると、「社会人サークルに参加する」「習い事をする」等、積極的な行動が必要です。
「毎日仕事でクタクタ…。」
という人には、職場以外の出会いを得ることは難しいかもしれません。
独身と既婚者の壁
独身女性なら誰もが一度は感じたことがあるのではないでしょうか。
「結婚している友達と話が合わない!」
大学時代に同じグループだった友達3人は、20代のうちに結婚して、独身は私だけになりました。
結婚してる3人と会うと、まあ話が合わない!
友人たちの話の中心は「子どもの話」か「旦那の話」
彼氏がいない私の話の中心は「仕事の話」
結婚して仕事よりも家庭を重視している彼女たち。
「既婚者を優遇しないといけない」
という思いで、私はただただ、彼女たちの話をうなずいて聞くばかり。
独身と既婚者の間にはどうしても大きな価値観の違いがあり、壁ができてしまいます。
友達が減った寂しさへの対処法
誰とも会うことがない休日が続くと、「私は一人ボッチ」と感じて寂しくなりますよね。
独身で友達が少ないあなたは、寂しくて可哀想なのでしょうか?
決してそんなことはありません。
友達が減ったことを寂しく感じてしまう独身女性へ、その対処法をお伝えします。
友達が減るのは当たり前と考える
友達が減ったことをネガティブに捉える必要はありません。
人の価値観は環境によって変化し、あなたも友達もずっと同じではいられないのです。
変わったのはあなたかもしれないし、友達かもしれません。
人間関係は移り変わるもの。
「大人になって友達が減るのは当たり前である」と捉えましょう。
会わなくても友達である
友達付き合いが減って寂しく感じるのは、昔に友達と一緒に過ごした楽しい時間の思い出があるからです。
楽しい時を一緒に過ごした友達は、会わなくなれば友達ではなくなるのでしょうか。
連絡を取ることがなくなり、関係が終わったと思う友達もいるかもしれません。
一方で、ずっと会っていなくても、まだ「友達である」と思える人もいませんか?
会わなくなること=友達関係の終了 とは限りません。
「再会したらまた楽しく話せるだろうな」「また会いたいな」
と思える人がいるならば、友達関係は終了したのではなく、今は2人の関係が止まっているだけかもしれません。
友達と過ごした楽しかった思い出があるのは、素敵なことです。
再会して友達関係が再スタートする場合もあります。
昔の友達に連絡をする
また会いたいと思う友達がいるのなら、思い切ってその人に連絡を取ってみるのもありです。
何年も会っていなかったり、連絡を取っていないのであれば、少しためらってしまうかもしれません。
喧嘩別れしたのでなければ、旧友からの連絡は「私のことを覚えていてくれたんだ」と嬉しくなるものです。
友達と喧嘩して別れてしまった場合も、年月がってお互い大人になり、仲直りできるかもしれません。
私も、再会して友達関係が始まったことがあります。
卒業してから何年も会っていなかった同じクラスの同級生がいました。
ふと懐かしくなり、私から連絡をすると、お互いに地元を離れ、隣県に住んでいることが分かりました。
お互いお酒が好きだったので、2人で飲みに行き、とても楽しい時間を過ごしました。
その友達が結婚して子供が産まれたこともあり、会うのは2年に1回程度。
私が連絡をしたことを彼女はとても喜んでくれたので、思い切って連絡をしてよかったと思っています。
友達が減って寂しく感じるときは、旧友に思い切って連絡してみると、また良い関係を築けるかもしれません。
一人の時間を楽しむ
友達が減った寂しさへの対処法で、私が一番伝えたいのが「一人を楽しむこと」の素敵さです。
「一人の時間を楽しむ余裕を持つこと」は、いつでもできることではありません。
いつかあなたは結婚して、一人を寂しがっていった時期を懐かしく思うかもしれません。
あるいは、仕事や趣味が充実して、「寂しい」と思っている暇がなくなるかもしれません。
就職や結婚で、友達の価値観が変わっていったように、あなたもいつまでも同じとは限らないのです。
寂しく感じたときは、「一人の時間を楽しめる余裕ができた」と思って、好きなことを楽しみましょう。
新しい趣味を始めてみるのも良いかもしれません。
趣味がない大人女性の方は、こちらの記事も参考にしてください。
寂しい気持ちを受け入れる
「一人の時間を楽しめない。やっぱり友達が減ったことは寂しい!」
そんなあなたへ。
分かります!だって私だってやっぱり寂しい時は寂しいですから!
大人女性は仕事に追われ、一人を楽しむ余裕を持てないこともあります。
自分の気持ちを、まずは自分が受け入れてあげましょう。
今この瞬間の寂しさも、かみしめて味わい尽くしましょう。
寂しく感じることは悪いことではありません。
寂しさが原動力になって行動できることもあります。
私は大学時代に地元を離れ、30歳でUターンして、地元に戻ってきました。
大学時代の友人、前の職場の同期は皆遠方になってしまい、コロナで会いにも行けず、
寂しくてたまらない時期がありました。
寂しさに耐え兼ね、思い切って職場の5つ以上も年下の女性をご飯に誘いました。
年が離れているし、嫌がられたらどうしようと思っていましたが、彼女は私の誘いをとても喜んでくれました。
友達とは違いますが、職場でのコミュニケーションも取りやすくなり、いい関係が続いています。
寂しさを原動力に、思い切った行動ができることもあるのです。
寂しさともお友達になってしまいましょう!
まとめ
友達関係は移り変わるものです。
一人の時間を楽しむのも良し。新しい友人作りに出かけるのも良し。
自分の時間を充実させましょう!
毎日に退屈している独身女性の方は、こちらの記事も参考にしてください。
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人間関係や、コミュニケーションに関する情報を中心に発信しています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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